子どもにスマホをいつから持たせる?メリットや注意点について解説!
スマホを持たせるタイミングの決め方は、塾や習い事、通学の安全のためなど、家庭によりさまざまです。
また時代とともにスマホを持つ子どもの低年齢化が進み、「今は小学生からスマホを持つことが当たり前?」「ほかのお家はどうしているのかな?」と気になる方も多いようです。
そこで本記事では、最近の子どものスマホの利用状況、子どもにスマホを持たせるメリットや注意点を紹介します。
子どもにいつからスマホを持たせる?
「子どもにいつからスマホを持たせるのか」は各家庭で共通する課題ですが、「何年生から」「何歳から」という答えはありません。子どもにスマホを持たせる時期は、家庭の教育方針、子どもの発達や友達などの周囲の保有状況などでも異なります。
以下では、公的機関の調査をもとに子どものスマホの利用状況、スマホを持つ理由を紹介します。
子どものスマホの利用状況
まずは近年の子どもがどのようにスマホを利用しているのか、その実態を見てみましょう。
内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(注1)によると、スマホでインターネットを利用している子どものうち、「子ども専用」と「親と共用」の割合は以下となりました。
子ども専用 | 親と共用 | |
6歳 | 2.3% | 90.8% |
7歳 | 4.1% | 84.5% |
8歳 | 8.0% | 85.0% |
9歳 | 14.3% | 80.6% |
10歳 | 28.2% | 66.4% |
11歳 | 40.0% | 52.3% |
12歳 | 55.7% | 36.8% |
13歳 | 78.0% | 18.9% |
14歳 | 80.4% | 15.8% |
15歳 | 90.9% | 8.2% |
16歳 | 98.4% | 0.8% |
17歳 | 98.9% | 0.9% |
表を見ると、小学5・6年生(10~12歳)から、自分専用のスマホでインターネットを利用する割合が急速に増え始めています。また中学1年生(12~13歳)は50%以上、高校1年生(15~16歳)は90%以上が自分のスマホを利用している結果です。
子どもが自分のスマホを持つ理由
次に、子どもがどのような理由で自分のスマホを持つようになったかを見ていきましょう。文部科学省が実施した「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」(注2)によると、自分のスマホを持った理由として下記の回答が得られています。
●保護者から持つようにすすめられたから
●塾や習い事を始めたから
●友だちが持っているから
●生活が楽しくなると思ったから
特に小学6年生は、「保護者から持つようにすすめられたから」、中学2年生と高校2年生は「友だちが持っているから」との回答が高く、保護者や友人との連絡手段としてスマホの必要性を感じる方が多くいるようです。
子どもにスマホを持たせるメリット
スマホは、メッセージや電話のほか、インターネットや専用アプリを活用した学習など、子どもの視野を広げるツールとしても活用されています。スマホのどのような点に魅力を感じる方が多いか、子どもにスマホを持たせるメリットを見てみましょう。
子どもが外出していても安心できる
専用のアプリを使用すれば、子どもが外出して居場所がわからない時でも大まかな居場所を把握できます。「いつもの下校時刻よりも遅い」などと心配になるケースでも子どもがどこにいるかがわかり、安心につながるでしょう。
外出先でもすぐに連絡できる
子どもにスマホを持たせておくと、LINEなどのメッセージアプリ、電話などで外出先でもすぐに連絡ができます。
キッズ携帯は、子どもが安全に使用できるよう配慮され、アプリのダウンロード、インターネットが使用できないなどの制限があり、小学校高学年、中学生や高校生になるとスマホに乗りかえる方も多いようです。
また共働き世帯の家庭など、子どもと離れている時間が長い場合、災害や事故などの緊急時、子どもが成長し行動範囲が広くなった時にも役立ちます。
ITリテラシーが高まる
近年では教育のICT化が進み、小学校や中学校でもデジタル教材の導入が進んでいます。2020年度からは学習指導要領で小学校でのプログラミング教育が必修化され、より低年齢からタブレットやパソコンに関わる機会が増えました。
自分自身のスマホを持つことで、日々の生活で気になったことを調べて学習する、友だちと情報共有する、アプリやツールを使いこなすなど、より自然にITリテラシーを身に付けられるでしょう。
子ども自身の連絡手段となる
スマホは子ども自身の連絡手段となる点もメリットです。子どもの成長にともない、塾や習い事、部活動での事務連絡、友人や知人などとのコミュニケーションなど、手軽に連絡できるツールが必要な場合もあるでしょう。
そのような時に、スマホがあるとSNSやメッセージでコミュニケーションが図れます。なお、必要最低限の連絡機能で良いという場合には、スマホではなくキッズ携帯を持たせる家庭もあります。
子どもにスマホを持たせる際の注意点
子どもにスマホを持たせるメリットは多くありますが、注意点もあります。使用時間、有害なサイトなどに気をつけながら、スマホの使い方のルールを話してみましょう。
スマホの使いすぎに気を付ける
スマホは長時間利用しつづけると、寝不足、勉強時間の減少などの支障が出る場合があります。そのため、使用時間を決める、使用場所を決めるなど、使いすぎとならないよう工夫しましょう。
子どもの利用状況を把握するために、親子でこまめにコミュニケーションをとることも大切です。そのほか、スクリーンタイムの機能を利用すると、スマホの使用時間に制限をかけられます。
悪意のあるサイトや有害なサイトに注意する
子どもがスマホを使い始めたばかりの時は、知らないうちに悪意のあるサイトや有害情報のあるサイトにアクセスしてしまう可能性があります。
このようなリスクを防ぐには、「インターネット上には危険なサイトがある」ことを伝えて、スマホのフィルタリングサービスを活用しましょう。フィルタリングサービスを活用すると、学年や年齢にあわせてフィルタリングの強度を設定できます。
なお、未成年が携帯電話でインターネットを利用する際には「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」により、原則としてフィルタリングサービスの加入と設定が必要となります。
スマホの使い方のルールを話し合う
スマホは、日々のコミュニケーションが気軽に取れるなどのメリットもある一方で、個人情報がもれる危険性や迷惑メールを受信するなどのリスクもあります。
そのため、自分自身のスマホを子どもが持つ時には、「スマホでして良いこと」「してはいけないこと」などを話し合い、共通のルールをつくることが大切です。使い方について話をすることで、親子のコミュニケーションをとれる良い機会にもなるでしょう。
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子どもがスマホを持つタイミングは家族で話し合おう!
子どものスマホの利用状況調査をみると、小学校高学年から中学入学ぐらいにかけて子どもにスマホを持たせる家庭が増えています。しかし、子どもにスマホを持たせるタイミングは、家庭により異なります。
子どもにスマホを持たせると、連絡をとりやすい、生活のなかで自然とITリテラシーを身に付けられるなどのメリットがあります。いざという時に連絡がとれるのは心強いと感じる人も多いので、家族で相談しながらタイミングを決めましょう。
- 2023年5月12日時点の情報です。