「すっごい感動しますわー」としきりに繰り返していたこちらの方。お名前を聞いたら「みんな“ゆうさん”って呼んでくれてます」……って、なんかとても雰囲気のある方です。
最初に蘇ってきたのは、ゆうさん自身が働いていた「宝塚ファミリーランド」閉園の日の画像。2003年8月31日。「確か1日で2万人ぐらい来たんです」
そして別のガラケーが再起動して、待ち受けに登場したのが翌年、2004年の「神戸ルミナリエ」。阪神・淡路大震災を機に、鎮魂と追悼、街の復興を願って行われている芸術的なイルミネーション。
「あ、これ、前の彼女ですね!」お見せできませんが、非常に清楚な感じの美女です。現場の男女スタッフ全員「えーーーっ」って絶叫したほど。当時20歳以上年下の大学生で、「僕が阪神タイガースの応援団やってて、彼女は全然野球に興味なかってんけど、一緒に応援に行ったらなんか矢野(燿大)のファンになってしもうて(笑)」2人の甲子園球場でのラブラブな写真もありました!
その前に使っていたガラケーを再起動させようとバッテリーを取り出そうとした時。ゆうさんは「ああ」と小さな声をあげました。
これまたアーバンな佇まいの神戸ガール。「モテモテじゃないですかー」と茶々を入れようとしたところ、ゆうさん、この顔。
「彼女とは結婚直前まで行きました。奥さんと別れて和歌山に引っ込んでた僕が西宮に出て来た時に知り合ったんです。精神面も生活面も、経済面も……今、僕がこうしていられるのは全部彼女のおかげだと思っています」
にわかにシリアスなテンション。再起動するには、バッテリーから彼女とのツーショットのシールを剥がさなければなりません。その旨を告げると「じゃあ、やめときますわ(笑)。これは1枚しかないから、大事にとっておきます」
「なんか久しぶりにめちゃくちゃ汗かきました(笑)。こんなおっさんまでドキドキさせるなんて、えらいイベントですね(笑)」