お越しいただいたのはママ、中学生の娘さん、おばあちゃんの3人。
おばあちゃんはそもそも来る予定ではなかったのですが、「せっかくなので」と参加。
それが感動の涙へとつながりました。
3人がそれぞれ持ち込んだケータイを再起動。懐かしい昔の写真にほっこりしているなか、再起動の作業はいつしか、お孫さんが昔使っていたキッズ向けケータイに。そこから思わぬ写真が出てきたのです。「主人のこんな顔を見たのは初めてでした」とおばあちゃんが言うのは、2年前に亡くなった旦那さんが入院中に病室で撮った表情。入院中の暇つぶしにと、当時もうすでにお孫さんが使わなくなっていたケータイをおじいちゃんに渡したのだとか。なんと、それでおじいちゃんは病室で自撮りしていたのです。まったく予想外のおじいちゃんの表情が出てきた時、おばあちゃんとお母さんは泣き崩れました。
「主人はいつも、家族には穏やかな笑顔しか見せていなかったのが、ひとりの時にはこんなに緊張した顔をすることもあったんだな、ということを今にして知りました。今日はもしかしたら、孫のケータイの中の最後の表情を見せるために、主人がここに連れてきてくれたのかもしれません。一生の宝物になりました」