「その1枚の写真を見たくて埼玉から来ました」と亜樹子さん。「今日はほかに予定は入れていません。その写真を見たいんです」と旦那さんの洋さん。すごい意気込みでした。「その1枚の写真」を撮影したのは2012年。おふたりが結婚した年のこと。亜樹子さんが、郷里である山口県の式場でウェディングドレスの試着をした際、立ち会ったお母さんが撮影した1枚。平凡なシチュエーションのスナップ。でも、その写真をそこまで見たいという理由は……。
「心霊写真だから」(亜樹子さん)
式場の試着室で、ドレス姿の亜樹子さん。背後では甥っ子さんが、式場のスタッフに遊んでもらっていました。二人の後ろはすぐに壁。人がいられるような空間はありません。……にも関わらず、そこには黒髪の女性が!甥っ子さんと式場スタッフのさらに背後に立ち、じっと亜樹子さんのほうを見ているのです!
その写真は、再起動したケータイからプリントアウトされました。
「この人、私たち家族のなかでは、いちばん上のお姉ちゃんだっていうことになってるんです」と亜樹子さん、突然の告白。亜樹子さんは3人姉妹の末っ子で、いちばん上のお姉さんは子どものころに亡くなったのだといいます。「実は私の前に、2番目の姉も同じ式場で結婚してるんですが、そこにも“写ってる”んですよ。当時も“お姉ちゃんに似てるよね”っていう話にはなったんです。それ以外に、その式場でそういう噂もないですし、こうして私の時にも出てきてくれたことで“これはもう、いちばん上のお姉ちゃんで間違いないだろう”って(笑)」
……という、ちょっといい話系(?)の心霊話。ことの真相はさておき、「写ってる」と思しきものを公開するのもはばかられるので……
当時、結婚準備中のスナップから、「ウェディングケーキのてっぺんにのせるパーツを選ぶ亜樹子さん」をお届けします。
「今日は本当にありがとうございました。いちばん上の姉の写った写真は、今度、2番目の姉と母に見せて確認したいと思います!」(亜樹子さん)