Netflixに入っているなら外せない作品だと思います。僕が胸を打たれたのは、主軸となる少年少女たちが奮闘している姿。かわいらしくて応援したくなるし、何より困難を乗り越えて成長するさまを見て、どんどん愛おしさが増していきました。子供たちのピュアな感情に「自分にもかつてこんな気持ちがあったなあ」と心を動かされ……大人になった今だからこそ響くものがあります。ファンタジーものはそこまで多く観ているわけではないのですが、この作品は「ハリー・ポッター」と同じくらい大好き。1作で完結する映画や短編を中心に観ている方に、ぜひ「ストレンジャー・シングス」で“人間関係の厚みと、その尊さ”を感じてほしいです。

僕がこれを好きと言ったら、少なからず引く人がいるかもしれません（笑）。それくらい衝撃的な作品です。覇権を握ってやりたい放題のヒーローたちに、力を持たざるものたちがどう立ち向かっていくのかというストーリーで、勝つためにはどんな卑怯な手も使う。スーパーヒーローものとは思えないグロいシーンも満載で、だんだん笑けてきちゃいます。私利私欲に走るキャラクターもいれば、「権力と名声は手にした。でもこのままでいいの？」と葛藤する人物もいて、アクションだけでなく人間ドラマを楽しめるのも魅力。ブラックユーモアが好きで、最近ちょっと刺激が足りないなと感じている方にお薦めです。

知人に薦められて何気なく観たのですが、もう大号泣でした。出演しているのは35歳から60歳までの男女なので、若いインフルエンサーや経営者が出ているような恋愛リアリティショーと比べると、キラキラさは欠けているかもしれません。でも年齢を重ねている分、過去の経験からそれぞれがいろんなものを抱えていて、だからこそ繰り広げられる恋愛模様に本当に心を打たれました。スタジオMCの田村淳さんも序盤からめちゃめちゃ泣いていて（笑）。若いときのように柔軟に自分を変化させることができず、合わない部分には無理やり合わせることもなく一歩引いてみたりする出演者の姿は、すごくリアル。「また次がある」とは思っていない、“最後の恋”をしに来ている人たちが出ているからこそ、ほかの作品では味わえない感動が詰まっています。